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2010.11
25
(Thu)

芸術の秋「瀬戸内寂聴」 

昨夜は晩秋の満月、もの悩ましい月夜にたそがれていましたが
翌朝、瀬戸内寂聴さんの入院の知らせと今月末、米子コンベンションセンターで開催される
「瀬戸内寂聴講演会」延期という悲しい知らせがはいってきた。
瀬戸内先生との再会を心待ちにしていましたが、いちはやい回復を祈るばかりだ

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しかし米子天満屋で現在開催中の「瀬戸内寂聴展」は必見!
作家であり尼僧の寂聴さんが今年米寿になったのを記念して開催される展覧会
寂聴さんゆかりの品々を一同に展示し、山陰では初となる寂聴さんの全貌を紹介している
《瀬戸内寂聴展》米子天満屋5階てんまやホール 期間:10月20日~12月5日

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今日の昼食は展覧会場近くにあるそば処「盛屋」にする
米子市米原にある東亞青果敷地内にあるそば店で、知る人ぞ知るそばの名店。電話帳にも掲載しておらず、メディア等の取材も断っているのでなかなか知ることができない店

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メニューはもりそばと釜揚げの二種類のそばメニューに名物のイカ天
店主のこだわりを感じさせるシンプルな内容

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北海道産そば粉を使った二八そばに関東風の濃いめのダシの釜揚げ。700円
醤油も山陰のモノではなさそうだが、尋ねにくいオーラがただよっている店主
それにしても「うまい!」

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芳ばしい薫りが食欲をそそるごま油で揚げたイカ天。300円
わたしはこの店に週二回は食べに行く

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昼食をすませ「瀬戸内寂聴展」へ 
館内は写真パネルと直筆原稿、寂聴さんゆかりの有名作家からの手紙展示など、見応え十分
その中でも、寂聴さんの人生の道程が記されたパネルを読むだけで楽しめた。
家族を捨て違う男性のもとへ、その際、父親から彼女に送られた檄文が紹介されいた

《父親からの手紙》
「これでおまえは人の道を外れ、人非人になったのだから、鬼の世界にはいったと思え。
鬼になったからには、今更人間らしい情や涙にくもらされず、せいぜい大鬼になってくれ」

凄まじい父親からの檄文。女流作家の地位が社会的に認められていない時代、先達となりイバラの道を開拓していった寂聴さん。自身の才能をひたすら信じ、己の信念に邁進していったこの時から小説家としての道が始まったのでは? 三谷晴美のペンネームで少女小説から始まり、瀬戸内はるみとして『夏の終り』で1963年の女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確立。その後、73年中尊寺で出家得度、瀬戸内寂聴となるまで、出家、巡礼のパネルの一文から当時の瀬戸内さんの気持ちが伝わってきました。

《出家》
「私は50年間、思うままに生きてきた。自分の才能と極限にまで押しひろげて生きることが、人間の生き甲斐だと信じてきた私は、私の50年の生き方に悔いはないが、私の我がままを通してきたため知ると知らざるにかかわらざる傷つけてきた人々にどうわびたらいいかわからない気持ちが生じている。50年生きて、ようやく私は他を思いやる心のゆとりが出来ました」
《巡礼》
「出離者はなぜ歩くのか、それはただ歩く行だけが目的ではないだろう。歩くことによって人を救うという目的よりも、歩くことによって自分をみつめ自分の信仰を問い直していたのではないだろうか」

寂聴さんの行とは何だろうか? 
行とは「小説」を書き続けることなのか?
何故、そこまで書き続けることができるのか?

作家生活50年を超えた今も精力的に執筆活動を行い、尼僧としての活動を通して、今を悩める人々を勇気づけ、元気を与え続ける寂聴さん。そんな彼女の一面を発見でき元気をいただける展覧会だと感じました。そして、本誌でも20号特別企画として瀬戸内寂聴さんの対談記事を12頁にわたってご紹介しますので、楽しみにお待ちください。







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