2010.11
30
(Tue)

桜クレパスと佐武林蔵 

長らく東京で生活していたため、時たま関東風の味付けが食べたくなります
今日の昼食は米子市東倉吉町の「林そば店」
ここは旧加茂川沿いの商店街の北端に位置し、創業90年になる老舗そば店

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今なお昭和の佇まいが色濃く残る外観、20名ほどで満席になる小作りな「林そば店」

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そば店なのだが、注文するのは「天ぷらうどん」とおにぎり。さば節の旨みがきいている関東風のかけ汁、色は黒いが見た目ほど塩辛くなく食べやすい。このダシ汁とやわらかめのうどんの組み合わせがわたしの好み。菜種油で揚げたイカ天とダシ汁が絶妙である! 

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今日のお題は「桜クレパス」
わたしの幼少期、クレパスは思い出深い画材であり大好きなお菓子? あのオイルの香りが大好きでなめているような変わった子供でした。襖に落書きをしては両親に怒られ、成人してからもイラスト画、デザインにも欠かせない画材の一つになっています。

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「桜クレパス」の創業者が鳥取県日南町出身の「佐武林蔵」ということをご存じでしたか? 日南町とは島根県、広島県、岡山県との県境を接する鳥取県西南端。林蔵は中国山脈にある小さな集落、福栄村(現日南町豊栄)で明治19年に生まれました。

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福栄村は戦中、作家・井上靖も家族を疎開させた地であり、農業とたたら製鉄に携わる人々によって開かれたのどかな高原地帯。神福、福塚、豊栄、福栄神社・・・等、福をもたらせるような地名がこのあたりにはたくさんあります。

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上は林蔵生家横に築かれた旧記念館。今では下の日南町美術館に佐武コレクションとして寄託されている。

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明治40年東京高等師範学校英語科を卒業後、数々の中学校教師をへて大正5年、成城中学校(現成城学園)の英語教師として採用されます。当時の沢柳政太郎校長は注目される新教育を次々と実践し、林蔵と共に図画教育では自由画に重きをおき、全国に先駆けてクレヨン画を盛んに描かせていました。その後、林蔵の身内や同郷人と共に自身の東京の自宅を営業所としてクレヨン製造販売業をはじめ、教育改革への強い思いを決して学園を退き、本事業に専念することになります。
大正10年「日本クレィヨン商会」を設立、長野県にある画家・山本鼎にクレヨン普及と品質の指導を仰ぎます。山本鼎は自由画教育運動の先駆者であり、クレヨンを日本の児童画が普及させた人物。その宣伝普及効果でクレヨン事業を大きく発展させることとなりました。
大正14年、林蔵はクレヨンにさらなる改良を加え、重ね塗りによる混色ができ、画面に定着できる画期的な新画材「クレパス」の開発に成功、クレパス本舗株式会社桜商会(現株式会社桜クレパス)の基礎を築きました。

次回は日南町美術館で見つけた素敵な画家を紹介します

2010.11
30
(Tue)

奥出雲町「八川そば」 

新ソバの季節になると遠出をしてまで食べに行く「八川そば」
「八川そば」は島根県仁多郡奥出雲町八川にあります

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その店は国道314号線沿い、トロッコ列車で有名な木次線八川駅前にあり

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平日の昼食前から行列ができ、今日は20分程待って店内のテーブル席に案内していただきましたが、週末になると県外客も多く軽く1時間は待つ覚悟が必要。

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お目当てはこの「さいごそば」
熱々の釜揚げそばに、ゼンマイ、ワラビ、山椒、ワサビなどの山菜、山芋、きんぴらゴボウをトッピングした店主のオリジナル料理

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少し甘めの濃厚なそばつゆに新鮮な山菜の煮染め、それぞれの素材の味に山椒がアクセントになっている。ほっこりと暖まり、ふるさとの素朴な味を大切にした一品。腹に余裕があれば「麦めしおにぎり」もオススメ! 全国ブランドとなった仁多米に麦を一割混ぜることでより米の甘さがひきたつという。

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ヤマタノオロチ神話ゆかりの斐伊川に沿って中国山地に向かうJR木次線。その沿線の大自然の中を駆け抜けるトロッコ列車「奥出雲おろち号」は、窓の部分が大きく取り払われて春から秋にかけて週末運営されます。新緑から紅葉の季節まで、中国山地の雄大な景色を満喫することができます。

2010.11
27
(Sat)

芸術の秋「おすぎ」 

時間は深夜の3時、テーブルには資料が散乱
編集作業が滞っています

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気分転換に瀬戸内寂聴さんの「美は乱調にあり」を読む
かの 根雨町出身、生田長江が創刊に関わった女性だけの文芸誌「青鞜」 を、 20歳そこそこで背負って立つ伊藤野枝の伝記小説。大杉栄の妻として憲兵に虐殺された人物で、ヘビーなストーリーのため、源氏物語の「藤壺」に切り換える。

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今日から本誌でイラストを描いてくれている「おすぎ」の展覧会が境港市のギャラリー「一月と六月」で始まる。1階は本屋と雑貨販売で2階がギャラリースペース。小さいが居心地のよなそうな空間で併設のカフェで落ち着ける

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ブレイクのように絵に詩の心が少しずつはいってきている。ヨーロッパ旅行した時のスケッチなど数点気に入った作品があり、本誌の挿絵に使用しようと連絡をとった。12月5日まで開催しているとのこと、お近くに行かれた際、よってみてもらいたい。

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帰りに本誌連載「ショコラ」の原稿を西福原にある雑貨ショップ 'tis clayに取りに行く

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オーナーの松本君、失礼!さん。 彼女とは高校からの腐れ縁
二十数年前、開業当初は誰も見むきもしなかった雑貨業、彼女はこの山陰に浪花節ど根性で雑貨文化を広めた第一人者。業界ではとっても偉い方。彼女がショコラの取材、構成をしてくれている。それにしても、だんだん榎本了壱に似てきたな~ いつもありがとう!

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丁度、本誌夏秋号「服飾美」特集で紹介した「石川真弓」さんの展示会をされていたので拝見することに。彼女は綿や麻なで天然素材にこだわって創作しているデザイナー。今回はウール素材を中心に、バッグ、マフラー、お財布、エプロンなどが展示されていた。かわいいお財布を購入させていただきました。

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かわいい店員のペコちゃん。本人の名前を知らないので、不二家のペコちゃんに似ているのでわたしが命名。本人も気に入っているようだ? 

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クリスマスのプレゼントにはこのお店はオススメ! お近くに行かれた際、よってみてもらいたい。

2010.11
26
(Fri)

日野の恵み:4日目 

11月15日

日野、最終日です~。
出勤するように通った日野。。。
今日はしっとりした雨模様だったので、紅葉がくっきりしていてキレイでした。

朝から、チャンポン取材とモノ取材を2件終え…
最終日で「気力」しかなかったせいか…
まったく「写メ」するのを忘れてました(汗)
チャンポンおいしかったのに…残念。
根雨の「四季」のチャンポン、ぜひ寄ってみてください~。

さて、松江に帰ってから最後の物撮りです。
今日もSanoちゃんがカメラです~。

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この怪しげな物体は自然薯。
すりおろして食べましたが、と~~~っても粘りがあります!
お年寄りと子供には「要注意」!くらいある粘り!!
ネバネバ食材は体に良いので、この自然薯はピカイチでしょう~。

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「美里」は「きより」と読みます。
中海の藻を肥やしにして、作ったお米。
この夏の猛暑でも、日野で作られた「美里」は一等米!!
食べるのが楽しみですね~~。
塩おにぎりにしたいです♪

物撮りを2時間で終了~~~。
Sanoちゃん、4日間おつかれさまでした!
私はこれから執筆に入りまする~~(汗)
2010.11
25
(Thu)

芸術の秋「瀬戸内寂聴」 

昨夜は晩秋の満月、もの悩ましい月夜にたそがれていましたが
翌朝、瀬戸内寂聴さんの入院の知らせと今月末、米子コンベンションセンターで開催される
「瀬戸内寂聴講演会」延期という悲しい知らせがはいってきた。
瀬戸内先生との再会を心待ちにしていましたが、いちはやい回復を祈るばかりだ

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しかし米子天満屋で現在開催中の「瀬戸内寂聴展」は必見!
作家であり尼僧の寂聴さんが今年米寿になったのを記念して開催される展覧会
寂聴さんゆかりの品々を一同に展示し、山陰では初となる寂聴さんの全貌を紹介している
《瀬戸内寂聴展》米子天満屋5階てんまやホール 期間:10月20日~12月5日

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今日の昼食は展覧会場近くにあるそば処「盛屋」にする
米子市米原にある東亞青果敷地内にあるそば店で、知る人ぞ知るそばの名店。電話帳にも掲載しておらず、メディア等の取材も断っているのでなかなか知ることができない店

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メニューはもりそばと釜揚げの二種類のそばメニューに名物のイカ天
店主のこだわりを感じさせるシンプルな内容

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北海道産そば粉を使った二八そばに関東風の濃いめのダシの釜揚げ。700円
醤油も山陰のモノではなさそうだが、尋ねにくいオーラがただよっている店主
それにしても「うまい!」

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芳ばしい薫りが食欲をそそるごま油で揚げたイカ天。300円
わたしはこの店に週二回は食べに行く

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昼食をすませ「瀬戸内寂聴展」へ 
館内は写真パネルと直筆原稿、寂聴さんゆかりの有名作家からの手紙展示など、見応え十分
その中でも、寂聴さんの人生の道程が記されたパネルを読むだけで楽しめた。
家族を捨て違う男性のもとへ、その際、父親から彼女に送られた檄文が紹介されいた

《父親からの手紙》
「これでおまえは人の道を外れ、人非人になったのだから、鬼の世界にはいったと思え。
鬼になったからには、今更人間らしい情や涙にくもらされず、せいぜい大鬼になってくれ」

凄まじい父親からの檄文。女流作家の地位が社会的に認められていない時代、先達となりイバラの道を開拓していった寂聴さん。自身の才能をひたすら信じ、己の信念に邁進していったこの時から小説家としての道が始まったのでは? 三谷晴美のペンネームで少女小説から始まり、瀬戸内はるみとして『夏の終り』で1963年の女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確立。その後、73年中尊寺で出家得度、瀬戸内寂聴となるまで、出家、巡礼のパネルの一文から当時の瀬戸内さんの気持ちが伝わってきました。

《出家》
「私は50年間、思うままに生きてきた。自分の才能と極限にまで押しひろげて生きることが、人間の生き甲斐だと信じてきた私は、私の50年の生き方に悔いはないが、私の我がままを通してきたため知ると知らざるにかかわらざる傷つけてきた人々にどうわびたらいいかわからない気持ちが生じている。50年生きて、ようやく私は他を思いやる心のゆとりが出来ました」
《巡礼》
「出離者はなぜ歩くのか、それはただ歩く行だけが目的ではないだろう。歩くことによって人を救うという目的よりも、歩くことによって自分をみつめ自分の信仰を問い直していたのではないだろうか」

寂聴さんの行とは何だろうか? 
行とは「小説」を書き続けることなのか?
何故、そこまで書き続けることができるのか?

作家生活50年を超えた今も精力的に執筆活動を行い、尼僧としての活動を通して、今を悩める人々を勇気づけ、元気を与え続ける寂聴さん。そんな彼女の一面を発見でき元気をいただける展覧会だと感じました。そして、本誌でも20号特別企画として瀬戸内寂聴さんの対談記事を12頁にわたってご紹介しますので、楽しみにお待ちください。







2010.11
24
(Wed)

日野の恵み:3日目 

11月12日
日野の取材、3日目です。

本日は5件の取材。
前日の「食」取材で少々疲れ気味の胃袋です(汗)
しかし、今日は「モノ」がほとんど!
1時間スパンの取材~開始です!

いろいろな所へ取材へ行きますが、
中でも、農家を訪ねる取材は場所が分かりにくく…迷うことが多いです。

午前中は2件、トマトとリンゴを育てている農家の取材でした。
電話でアポとりするときに自宅の場所を聞くのですが…
「○○○から、すぐそこだから!」と言われます。

でも…「すぐそこ」が、すご~~~く遠い(汗)
近所の感覚が違うんですよね…。。。
何キロまでが近所???

今回もウロウロしました。。。

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ここは、リンゴ農家さんのご自宅です。
「峠に、かやぶきの家が3軒あるから、そこの1軒!」と電話でお聞きしました。

そう、かやぶきの家が3つもあるんですよ!
すごい!!
しかし、3軒どころじゃなく、ここの集落はかやぶきだらけ!
タイムスリップしたようでした。

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今は王林が出荷されています。
来月はフジだそうです。

蜜の入ったもぎたてのフジをいただきました!
おいしかった~~~。

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さて、昼一で食の取材です。
旅館&料亭をされている「井谷旅館」さん。
後継者の若い夫婦が切り盛りされてました。
料理が好きで、手間暇かけている姿が好印象でした~。

今日は5件も取材でしたが、終わってから松江に戻って物撮りです!

日にちを間違えて注文していた、ロールケーキ&キッシュと、
前回、取材に行った「かも鍋」セットを「鍋」にして撮影です。

ということで、ウサ子宅がスタジオ化します。
Sanoちゃんの的確な撮影で、物撮りはいつも、とてもスマート!

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そして、鍋を撮り終えたあと…みんなで「かも鍋」をいただきました~!
中間打ち上げといいましょうか…(笑)
Sanoちゃんの娘、葉月も一緒ですよ。
鍋よりおにぎりが良かったようです(笑)

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2010.11
23
(Tue)

芸術の秋「河井寛次郎」 

編集中は無性に甘いものがほしくなります
貝殻もなかの餡モノ、キットカットにロールケーキとつねに甘味はストックされています
今日の昼食は根雨町のふわふわ玉子のカツ丼かトマトベースのポリタンか迷ったあげく
安来市広瀬町の「喫茶まーるい」のナポリタンに決める

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広瀬ショッピングセンター横にある外観は普通の喫茶店「まーるい」

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”じゅ~”といわせて熱々鉄板プレートに目玉焼きがのったナポリタンが運ばれてきました
トマトケチャップベースの甘みにお好みでタバスコの辛み、パルメザンチーズをかけて食します
これぞ至福の昭和の味。
本誌で紹介した鳥取県智頭町の「茶樹里」のナポリタンにはおよばないが
「喫茶まーるい」の味もなかなか、そしてここの日替わりも旨い。

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今日は島根県立美術館で開催されていた河井寛次郎展の模様を紹介します

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今秋は安来市出身の河井寛次郎生誕120年にあたる年
それを記念して京都国立近代美術館、河井寛次郎記念館より多数の作品が里帰り
一目見ようと大勢の人々が観覧されていました。

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写真は寛次郎と川勝堅一
川勝は高島屋の宣伝部長時代に寛次郎と出会い、百年の契りをかわし支援者となった人物
後世に最高のものを残そうと窯出しから二人で選び抜いた作品群を「川勝コレクション」といい、京都国立近代美術館から初めて山陰にやってきました。

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棟方志功作「鐘溪窯之神」
京都五条坂鐘鋳町にある寛次郎の登り窯「鐘溪窯」
棟方は寛次郎のことを「鐘溪窯之神」「大師匠」と仰ぎ、
自らを「小弟子」と称して師弟関係を超越した存在
この力強い筆遣いに棟方の寛次郎への思いが込められています。

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大正11年作「青磁孟」、大正15年作「紅壺」
中国や朝鮮の古陶磁に倣って伝統的な陶磁器を発表した寛次郎三十代の作品
実作をしのぐ完成度の高さから国宝的存在と識者から絶賛された前期時代

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昭和5年作「青薬合子」
酸化焔の緑からコバルトブルーとなんともいえないオリエントの雰囲気が漂う美しい色彩
太古の遺物のような釉のかすれにモザイクタイルのような釉薬の割れ
これはわたしが時間を忘れ魅入ってしまった作品。
寛次郎は人間国宝を最後まで固辞した陶工
松下幸之助が「お前が人間国宝をもらってくれるまでわしは帰れない」といいより
「わたしがもらう前にもらうべき人はたくさんおられます」と軽くいなした寛次郎

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賞や名誉というものにまったく興味を示さなかった寛次郎本人が知らないうちに
川勝が手持ちの作品を国際展に二回応募し、その二回ともグランプリを受賞
この「白地草花絵扁壺」は1957年ミラノ・トレンナーレ国際工芸展グランプリ作品
軽く世界でグランプリを受賞してしまう作品力、
寛次郎が意識的に応募していたら世界の工芸界はどうなっていたのでしょうか?
いつか寛次郎作品が国宝指定になるのを祈るばかりだ!

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柳宗悦、浜田庄司と共に「民藝運動」を始めた昭和初期
「用の美」を追求した作風に変わります。
写真は昭和13年作「辰砂丸紋四方壺」と「辰砂扁壺」
右の「辰砂扁壺」の側面、丸紋のまわりを落書きのように描かれたラフな筆つかい
用の美を実践しながら実験的な試みが見受けられる作品に寛次郎の喜びを感じる。

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実験的アプローチから生まれたであろう作品、昭和37年作「打薬扁壺」
釉薬を直接筆などでしたたらせる「ドリッピング」という技法
この頃から全く独創的な造形、無定型の世界へと進んでいきます。
濱田庄司は「河井寛次郎ほど陶器の手法を鮮やかに使いこなし、
それだけに形や色も絶えず新手を工夫した陶工も稀だろう」と述べています。

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寛次郎は陶工としてだけでなく「言葉の表現者」としての魅力を放つ
昭和30年前半作「非草非人非木」「クサニアラズ、ヒトニアラズ、キニアラズ」
「茶の湯、型にはまったお茶はお茶にあらずといい、形式の中から新しい発展はない」と
京都民芸会の新年会のクイズとして提出した作品。
現在の疲弊している日本社会へ、わたし自身にも自問してしまうほど考えさせられた言葉。

寛次郎の言葉には作家・井上靖、橋本喜三、ジャーナリスト筑紫哲也など多くの文化人が影響を受けています。
その中で作家・井上靖の言葉でこの頁を締めたいと思う
「私は何回か、「河井寛次郎論」を書こうと思ったことがある。雑誌社から求められたこともあれば、自分だけで思い立った場合もある。しかし、それを果たさないで今日に至っている。結局のところは書けないのである。氏の無類の美しい人柄について語ろうとしたとたんから、氏は逃げてしまう。作品も同じである。それがいかに素晴らしいものであるか、それを語るいとぐちを求めようとしているうちに、そうしたことが無意味なことに思えてくる。氏の作品は、それが大きいものであれ、小さいものであれ、例外なく、でんとして、そこにあるだけである。美しいでしょうとも、静かでしょうとも、きよらかでしょうとも語ってはいない。作品はだまっている。どうとも受け取ってください。自分はここにこうしているだけです。僅かにそんな作品のこころが、こちらに感じられてくるだけである。
「河井さんのこと」(昭和55年、朝日新聞社「河井寛次郎作品集」)から



2010.11
21
(Sun)

大神岳の子どもたち 

晴れやかな週末、山頂に雪をいただいた大山がわが家から

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チャンス!
黄砂によって中止になった撮影ができると、早速、浜田のあゆぞうに連絡
浜田市から米子まで3時間半かかりますが無理矢理呼びつけることに成功
午後からの撮影ということで昼食へ

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今日は米子市博労町、JR博労町駅の対面にあるうどん店「たかのり」
寒くなるとここの鍋焼きうどんが食べたくなります。

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具のエキスと薄口醤油の味が絶妙、讃岐うどんの店として米子で開店して40年
「たかのり」の味はわたしにとっての故郷のうどんになっています。

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大山麓にあるパン屋さん「小さじいち」であゆぞうと合流
天然酵母によるこだわりのパン作りのお店として本誌でも紹介
紅葉見物のお客さまが引きも切らずに来店されていました。

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友人の柳木さんと現れたあゆぞう。
あゆぞうは柳木さんと一緒に浜田から「雲」も連れてきてくれました
ここまでくると神がかっている

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大山を背景に「小さじいち」店主夫妻の撮影風景
素敵なご夫妻に助けられ撮影はなんとか無事終了。
「小さじいち」ありがとう!

そして、つぎの撮影地の大山鈩戸に向かうことに
鈩戸は荒々しい岩肌が露出している大山北壁の麓にある集落

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モデルの子ども達を待っていると、スクールバスが
スクールバスに乗った子ども達が手をふって我らを歓迎してくれる。
20軒もあるだろうか、小さな鈩戸の村から一人、二人と駆け寄ってくる様は童話のよう

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その昔、大神岳と記されていた大山は
「神在す山」として人々からおそれ崇められてきたご神体。
神に見守られて育んだ子ども達は美しい!
仕事を忘れて楽しい一時を与えてくれました。

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野性的で不思議な魅力の女の子
無事撮影も終了した帰り、眼下に美しい夕景が現れる

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大山、弓ヶ浜、島根半島と国引き神話縁の地が幻想的な色に彩られ
この一瞬に感性の喜びを感じさせていただきました。


2010.11
20
(Sat)

日野の恵み:2日目 

11月11日の取材
日野、2日目です。

今日は予定変更で3件だけだったのですが…すべて「食」取材(汗)
1日3食を10時~16時の間で食べきる…という感じですかね…。

朝一の取材は「多恵」というところで、広島との県境です。
ちなみに大山や蒜山より南。
空気が澄んでいて、気持ち良かった~。しかし、寒い(笑)

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ここは地元の女性チームで運営されている「ホームランド多恵」です。
地元、日野産のそばです。そば湯が濃厚でした~。
炊き込みご飯が、「お袋の味」でおいしかったですよ!


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毎月10日、20日は「ぼた餅」の日。
甘いぼたもち~久しぶりに食べました!

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このせんべいは今回、開発されたそうです。
オオサンショウオ…など地元ならではの絵入りです~。
自家製だんごの粉で作られているそうす。
さっそく「だんごの粉」を購入!
日野はもち米も美味しいので、期待「大」です!!


取材の道中、ず~~っとキレイな紅葉とともにドライブ!

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偶然に寄った、薬師の湯で水を汲みました。
1㍑、50円。
「薬師」というだけあってご効能がありそうです。
車も横付けでき、多くの人が水を求めに訪れるそうですよ~。

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ここは、「生山」にあるきっちんピエロ。
ナビで検索しても…場所がよく分からず…。
長年の移動取材の感で、見つけました!!
「私たちってすごいよね!!」と。
誰も褒めてくれないので自画自賛の世界です(笑)

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女性が好きなプレートランチ!
デザート、アフタードリンク付き、しかも…
高台にあり、木立に囲まれ落ち着いたところにあるので、
ゆっくりと過ごせるところですよ。

日野、なかなか面白い!!
2010.11
20
(Sat)

曇りのち黄砂・・・時々逆襲 

あれは確か今年の初め、鹿野特集の時でしたでしょうか・・・
あまりの自分の「雨女」ぶりが恐ろしくなりお祓いをして頂きました。
それ以来、撮影の時には降らなりました。

しかし、誰が秋に黄砂が吹くなんて予想したでしょうか!?
しかも外で大事な撮影を私がしなくっちゃいけない日を狙って・・・


とってもお天気の良かった先日も
私がカメラを構えると・・・
雲たちがお手々をつないで仲良くやって来てたちまち青空を埋め尽くしてしまいました。

もちろんこんな私を現場で(そしてブログ上で)ボスがイジらないわけがありません。

イジられっぱなしも切ないので逆襲の一枚
「天高くボス眠る秋」 作:あゆぞう

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前日に楽しい時間をご友人と遅くなで過ごされたボス
あゆぞうイジリにも疲れ、指示の声がいつの間にか寝息に変わっていたのでした・・・

晴れない女」を卒業するため、お祓いを(また)して頂く計画をしております。
2010.11
19
(Fri)

日野の恵み:1日目 

11月9日の取材

みなさん、こんにちは。
ライタースタッフ、ウサ子の裏?リポートです。

前日の「大江の郷」等の鳥取取材は晴れ男のおかげで晴天だったとか…。
しかし、今日は嵐
風強く、雨少々…
ウサ子&Sanoコンビで行う「恵み取材」のはじまりです。

「恵み」とは、
キラリのメイン特集である塩見先生の「あなたに会いたくて」の後にくる特集地の食紹介ページです。
ミスターが編集に入ったころに行う土壇場取材 (取材が終わらないとリストが出ない!!)。

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そして、編集に入っているため、取材が終わったら、すぐ執筆しないと「発行が遅れる~」とどやされます。
なので、恵みのゲラが上がるのはいつも印刷の前日…。
一番地味な記事なのに、一番タイトなことをやっております。

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さて、なぜ前置きが長いかというと…
今回の恵み取材、なんと16件!!
この土壇場で…
『ありえない~~~~

ということで、いつもは2日間で終わる取材が、今回は4日間!!
がんばりまする…!!!

2010.11
18
(Thu)

秋の珍客とそば 

取材も終わり編集期間にはいりました。
編集部屋にこもり昼夜逆転した生活に、仲間は仙人期間と例えます。
昼食が唯一の楽しみ
久しぶりに米子市和田町にある「そば処 大吉」へ

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お店は和田浜工業団地の住宅団地内にあり外観は普通の民家、
看板も小さいので注意していないと見落とします。

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店内は4人卓が四つのお座敷、10人位座れそうな大卓のお座敷の二部屋に分かれています
常連らしきお客で今日は満席

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寒いので釜揚げを注文 500円
魚の風味(カツオかな?)が強いダシに、この地方にしては濃いめのつゆ
そばは出雲そばのように殻を挽きこんだ黒っぽく
喉ごしで食べるタイプでなく、そばの香りを食べながら感じる田舎そば。

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この店オススメの「海老のにぎり」350円
私はこれが目当てで食べにきたようなもの。
甘めの酢がきいたやわらかめのシャリとぷりぷりの海老が絶妙な組み合わせ!
ふわふわタマゴも海老と喧嘩しないようにあっさり味
そばの風味を楽しめるように、シャリはやわらかめのほうが私もよいと感じた。

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スタジオに戻り編集作業にとりかかる
突然、カメラマンの萱野君が奥さんと今年生まれた双子の愛児を引きつれて来社
父親似のかわいい愛児にわたしもおかっかなぶりで抱かせていただきました
こんな一時があると緊張感から解放されます。

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翌朝、内祝の袋を開けると素敵な桐箱に入った栗が
わたしの大好物を萱野君は知っていたのかな?

2010.11
18
(Thu)

エビフライと寿司 

今日は夕方からすし特集最後の取材
エビフライが急に食べたくなり昼食は米子市東福原にある「米仙堂 モナムール店」へ

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ここのエビフライランチはライス、みそ汁が付いて 630円!
コストパフォーマンスと美味しさに惹かれ月一で訪れます。

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夕方からは鳥取県倉吉市上井にある「すし誠十郎」の取材
今日の取材スタッフはライターの吉田さんとカメラマンの佐野ちゃん

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清潔感漂う店内でご主人の渡辺さんに取材する吉田さん

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シャリの保温に電子ジャーを使用する店が増えるなか渡辺さんは米櫃にこだわり
お客様の来店時間にあわせて米を炊くという。

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和食修業もされた渡辺さん。すし以外に一品料理も楽しめる
私が経験した中で一番旨いと感じさせた鰹のタタキ
シャリッと香ばしく焼き上がった皮と鰹の風味が絶妙!

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一手間しごとがしてあるネタと蒜山産のシャリ、一品一品丁寧で旨い。
特にふっくりと仕上がった穴子は至福の味

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サバの棒寿司。「すし誠十郎」の料理は全てにおいて美しい

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最後は大ぶりな東郷湖産のシジミを使った汁。濃厚なシジミのダシがきいています

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撮影終了後は、仲良く試食する二人
感想として、この店はすしだけでなく季節の一品料理も楽しみたい
親ガニの香箱蟹甲羅盛りから始まり、煮物、焼き物、寿司、汁ものと
5000円からのおまかせコースをオススメしたい。

2010.11
17
(Wed)

福きたる 

出雲大社は平成の大遷宮の最中
次号シリーズ・山陰百景では「出雲大社大遷宮」を紹介する予定
出雲大社の撮り残しを午後から行うことに
カメラマンのあゆぞうと松江で合流し、松江市内中原町の蕎麦工房「ふなつ」で昼食を

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常連客だけでなく観光客らしきお客で店内は満席
しかし回転が早いので10分くらいで席に
エントランス横で地元産玄そばを石臼で自家製粉、
その横で店主が挽きたてそばを打っていた。

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今日は二人とも山菜天ぷらそばを注文
ゆずの香りがアクセントの上品な味。

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デザートの「ふなつ」オリジナルのそばぜんざいとそばの揚げ餅で二人とも満腹に!
その後、うさこと合流する。
なんと! うさこには高校生の娘が! 

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娘のことちゃんと友達の陶山さん
バスケット少女のことちゃん、親子ですね! よく似ています。
一路、山陰道から出雲大社へ

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出雲大社参道でカップルを羨ましそうに見つめるあゆぞう

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さてさて、何を祈っているのでしょうか?
熱心に願いをかけるあゆぞう

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やりました、願いが成就! おみくじで!

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必ず福縁に結ばれる
願望:叶う
結婚:よい

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よい知らせの後は夕日の稲佐の浜で撮影へ
この浜は国譲り神話の舞台でもあり日本の渚百選にも選ばれている。

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珍しくおだやか冬の日本海。そして海水も温かく浜辺で戯れる娘たち 

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突然、海に出現した「夕日の道」 幻想的な美しさ

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若い少女に圧倒されたあゆぞう
今日一日ご苦労様でした!

2010.11
12
(Fri)

黄砂の女 

何と! 山陰は季節外れの黄砂
本誌カメラマンのあゆぞうは自称「雨女」
今日のため除霊して望んだはずが黄砂をつれてきてしましました。
よって野外の撮影は中止、午前の取材をすませて昼食に
今日は米子市東倉吉町の「イタリアンバール パッセジャータ」へ

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カウンター奥はオーナーの野島さん
イタリアに何度も訪問し、本格的にバリスタとしての腕を磨いた方
気取りのないオーナーの性格と味に惹かれて地元でも一目をおかれているバール
わたしもコーヒー一杯で2~3時間と利用させていただいています。

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ヘビースモーカーのおすぎ、とあゆぞう
ハイライトを吸う女子は久しぶりに現れました。

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わたしが注文したツナとトマトのパスタ(大盛り)
カプチーノやエスプレッソなどの本格的な味に合わせたオーソドックスなパスタも意外といける

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おすぎとあゆぞうはキノコのクリームパスタ

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店内も明るくスタッフの笑顔もいい! 何時間でも長居してしまいます

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昼食後はわが家で打ち合わせ
突然、経理を担当している我が妹が登場!
あゆぞうとの記念撮影であゆぞうが痩せてみえるのはどうして?

その後は大山町鈩戸にあるデザイナーあめんぼ家へ
彼女の家は標高1000m? の大山中腹にあります。

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愛犬ぽち? のお出迎え
女子にまとわりついていました

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あめんぼ家は専業農家
牛小屋を拝見。以前は数頭いた和牛が現在では一頭だけ
昭和の時代には、わが家にも数頭いたが現在では0頭
何か寂しいものがこみあげます。

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突然、部落の子どもたちを連れてあめんぼうの子どもたちのご帰還!
素朴な鈩戸の子どもたちは、皆、表情が生き生きしている
何か忘れてしまった古き良き時代の子どもたちとオーバーラップします。

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その中で素敵な女の子発見!
この地はコンビニもレストランも何もありませんが
山で虫取り、川で魚取りで遊び、都会にない育ち方をしてほしいですね。

2010.11
11
(Thu)

ロケハンと旨い蕎麦 

今日は地元の有名菓子メーカーの広告撮影ロケハン
その前に米子市日野町にある「小沢そば店」で昼食をすませることに
ここはランチタイムには行列のできる老舗そば店

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ここのざるそば、他のそば店に比べると1,5~2倍の分量
驚異のボリュームで安い!
大盛りを頼もうものならとんでもないことになります。写真は普通もり

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今日は温かい天ぷらそばを注文する
のど越しよく柔らかめのそばは甘皮を挽いた出雲そば
甘めのそばつゆとマッチして食がすすむ
何故かこのつゆと冷えた天ぷらの相性が抜群によい!

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食後はロケハンに大山へ

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昨夜の寒さで雪帽子をかぶった大山の頂
明日の撮影を歓迎するように青空が顔をだしてくれました
写真は大山麓の「小さじいち」というパン屋さん前で

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雲に覆われている大山北壁
正面の伯耆富士と変わり北壁は荒々しい岩肌
この場所で大山町鈩戸の子どもたちと撮影を決め家路につきました。

2010.11
10
(Wed)

はっぴーらいふ 

こんにちはアメンボです

八頭のオズガーデンさんに行ってきました~。

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昨日くらいからまた寒くなり、
オズガーデンさんも秋模様~冬模様な感じになりつつありますが、
冬でもたくさんの花に囲まれてステキです。。。

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この花はビオラ・・・
寒さに強い花で
この時期でも葉っぱも花も
とても元気よく咲いていました~。
このまま5月まで元気に咲き続けるので
この時期オススメの花だそうです!


さて今回で4回目となる
スパイス!!さんとのコラボ企画で、
今日もダブル取材でした。

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このビオラとチューリップの球根を使って
さて、どんな鉢植えになるのでしょうか?

スパイスさんは20日に放送!
次号のキラリでも紹介します!
お楽しみに。。。

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取材後にいただいたのはローズマリーのミルクティー。
なんだかチャイに似た味わいで、
体の中から温まる1杯でした。

遠藤さん、ありがとうございます!





2010.11
09
(Tue)

大江の郷牧場と笹すし 

今日の取材はスイーツと寿司
カメラマンの萱野君とライターの矢倉さんとは今号初の取材

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最初の取材は鳥取県八頭郡八頭町橋本にある大江の郷自然牧場・COCO GARDEN
晴男・萱野のおかげで今日は気持ちのよい秋晴れ
ハーブ園ではブルーセージの花が気持ちよさそうに揺らめいていました

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今日のわたしは萱野のアシスタント

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新製品の「とろとろフロマージュ」
カラメル状に焼きがった表面にナイフをいれると中はトロトロのカスタードクリーム

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近代農法への疑問から放し飼い養鶏をスタートさせた小原オーナー
自社の卵を使い美味しくて安心・安全なスウィーツを提供しようと牛乳や粉など厳選品のみ使用している
かの中田英寿氏もここを訪れ、ここのスウィーツを認めたとか
わたしも訪れば必ず買い込む「ナチュラプリン」

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人気商品の「窯だしパイシュー」

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自然光が入り込み清潔感漂う店内。笑顔のスタッフが迎えてくれる

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カフェの裏庭の果樹園周辺には山羊やウサギ小屋が
「動物とのふれあい、スウィーツを楽しむ」オーナーの思いが少しずつ現実になってきている

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店長の岡村さんになついている山羊くん。ただいま名前を募集中!

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取材終了後、カボスをいただいた果樹園オーナー夫妻。
ありがとうございました。

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スタッフ一同と記念写真、皆様お疲れ様でした。

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鳥取市内に戻り遅めの昼食を職人町「武蔵食堂」で
町の小さな定食屋さんですがオリジナリティあふれるメニューで知る人ぞ知るお店。

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ここの「カツ丼」は不思議な味で定番人気メニュー
天津丼風甘めの餡にカツは牛肉、二度食べるとやみつきになります。

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最後の取材は鳥取市末広温泉町にある「笹すし」

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清潔感溢れる店内を入ると檜の一枚板のカウンター、飾られている什器、絵、書などから
地元の文化、財界人に愛され利用されているすし屋と感じられる
現在の「笹すし」は店主は二代目、創業40年。
関東で和食の修業をされた後、創業者の父親から徹底的に寿司の技をたたき込まれたという
自身の目で厳選した食材の珍味、お造りで前菜を楽しむ

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少し炙ったオリジナル・カラスミ

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前菜の親ガニの蟹味噌和え

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本誌でおなじみの写真家・池本喜巳氏が友人を引きつれ突然の来客!
皆様、キラリの愛読者ということで楽しい取材ができました。
そして「笹すし」を推薦していただいた池本氏にもこの場をかりて「ありがとう」と伝えたい。

2010.11
07
(Sun)

日野路こぼれ話 

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来週から始まる「日野路」の食事処、物産品の取材のためにリサーチに出かけた一日
日野町根雨は中国山地から流れ出す日野川の谷間の町

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塔の峰公園から眺望
眼下には根雨の町並み、その奥には大山南壁が見える

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江戸時代の根雨は宿場町として栄え出雲藩主の本陣もあった。
右側は本陣跡。古い建造物が多く残る根雨宿

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本陣跡から歩いて2~3分
旨いカツ丼を食べさせてくれる店があると聞き訪ねることに
看板を隠すほどのツタが茂った外観に一瞬入るのに躊躇する

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その心配も店内に入り「おでん」においで、安心に変わる!
昭和の香りのする店内
薄汚れているが、インテリア、什器、絵、雑誌などから
その昔、根雨宿の文化人が集っていたような残り香を感じ、店主に聞いてみた。

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創業50年の「ひばり食堂」
店主は二代目、創業者のお父様は絵描きを目指していた方
絵では食えないということで食堂を営むことになったという。
おでん、カツ丼など先代の味を守ってきた

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味は濃いめで少し甘い味加減。
昔の丼物にみられるカツとごはんの間にはキャベツが
懐かしい美味しさに満足!

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日南、日野町の奥日野は古くから「たたら製鉄」の盛んな地 
幕末から大正時代にかけて根雨の近藤家を中心として鉄を量産し、
日本の近代化を推進する原動力となった一大工業地帯だったと
写真は現在の近藤家

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近藤家向かいにある「たたらの里」資料館内

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奥日野ではソバ栽培も盛んな地
日野町貝原にある「ドライブインふる里」でソバ定食を

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田舎の素朴な手打ちソバ
新ソバ前の一番やせた時期なので、香り、喉ごしともいまいちでしたが
しかし、おにぎりが美味い
日野米はお隣の島根県仁多米と同じ標高差
新米を堪能し来週から始まる取材リストに入れることに
後はうさこにバトンタッチ
これから四日間の取材が始まる。

2010.11
04
(Thu)

日野路取材最終日 

取材最終日は昨日までの雨模様から久しぶりの秋晴れ
最初の訪問先はバンブーロッドビルダーの石田さん
わかりやすく説明するとフライフィッシングの釣竿作りの職人
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工房「カゲロウ ロッド」は日野川上流、紅葉の景勝地として知られる滝山公園近く

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石田さんは趣味が高じて公務員を退職され専業職人になられて15年
プロのバンブーロッドビルダーとして世界で知られる。
まるで芸術品のような美しいフォルムの釣竿
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日本一景気の良い名前の神社として参拝者が絶えない「金持神社」がある日野町
本誌の開運を願い参拝することに

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奉納された絵馬には宝くじなどギャンブル祈願、
「ロト一等が当たりました」という縁起の良いものもありました
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次の取材先は生田長江の顕彰活動を行っている河中信孝さん
待ち合わせ場所は長江縁の根雨町延暦寺
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長江は根雨町の貧しい家庭で生まれ農業を手伝いながら延暦寺の和尚に漢籍を学んだ
その後、東京帝国大学哲学科を卒業し、評論、翻訳、小説など様々な創作活動を行う
代表的な著書に「ニィチェ全集」、小説「釈尊」「聖典講話」など多数。
石碑は辻晋堂作

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長江を支援した近藤家。江戸中期、日野郡で「たたら製鉄」を創業し
大正10年の廃業まで日本でも屈指の鉄山師として知られる。

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三日間の取材も終わり塩見先生を見送り根雨駅で解散
どうもお疲れさまでした。

2010.11
04
(Thu)

日野路二日目 

日野路取材二日目
塩見先生、ミカンとわが家で集合
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日南町生山にある石霞渓へ

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南北12kmにわたる渓谷で、紅葉の名所としても有名な景勝地

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石霞渓から日南町神福にある井上靖記念館「野分の館」へ
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日南町神福は終戦間近の昭和20年、井上靖のご家族が疎開された縁の地
井上靖もしばしば訪れた神福の思い出を小説「通夜の客」
詩「高原」「野分」などで紹介されています。
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記念館内に展示されている資料を観ている塩見先生とミカン

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今日の昼食は日野町根雨の「ごはんやブランチ」
時間がなかったので三人とも日替わり定食を注文
メインは味の濃いめの焼き肉と魚フライ
疲れた体には丁度よかったのかぺろりと平らげ次の取材先へ

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伯耆町立二部小学校へ
ここは彫刻家・辻晋堂の母校
辻氏の偉業を伝承しようと小学4年生クラスの総合的な教科で
発表会があると聞き伺うことに
二部小学校の全校生徒は36名、数年後には近隣の学校と統廃合になるという
しかし生徒、先生とも笑顔が素晴らしい!
反対に私たち取材陣が子供達に癒されました。

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二部小学校にある辻作品「拓士の像」

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最後の取材は日南町阿毘縁にある「ハーブデイズアボンリー」へ
冬期は休業だが、春になるとイングリシュ・ガーデンとハーブ・ティーが楽しめる

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夕食は肉食系女性陣の要望で米子市内の韓国料理「味庵」で焼き肉
明日もよろしくおねがいします

2010.11
01
(Mon)

日野路一日目 

「あなたに会いたくて―日野路」取材一日目
スタッフとの集合場所はJR根雨駅
作家・塩見佐恵子先生は広島県三原から新幹線経由で伯備線に乗り換えての到着
今回の撮影者はミカン、気合いがはいっている

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塩見先生と久しぶりの再会に喜び出迎えるミカン
しかし彼女は入場キップを購入してません!

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昭和の趣のある根雨駅前で塩見先生と記念撮影

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ちゃんぽんの旨い店「四季」で昼食&打ち合わせ

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至福の味に三人とも満足! おばちゃん、ありがとう!
四季/鳥取県日野郡日野町野田277-8 電話0859-72-1586

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最初の取材は日野町オシドリグループ
根雨駅から歩いて5分
日野高等学校近くの伯備線高架橋下の観察小屋へ

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出迎えてくれたオシドリグループの皆様
右端が代表の池岡さん
25年前、池岡さん一人でオシドリの好物ドングリを日野川にまき始め
少しずつ飛来してくるようになったという。
今では多いときで日に800羽以上も飛来、年間15000名以上の見物客が訪れるようになった

次は作家・松本清張縁の地、日南町矢戸へ
日野川上流に沿って根雨から生山経由で矢戸に向かう

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矢戸は清張の父親「峰太郎」の出生地
交差点近くの松本清張記念碑には
「幼き日 夜ごと 父の手枕で聞きし その郷里 矢戸 いまわが目の前に在り」と

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父親の生家が在ったあたり
「矢戸はのう、ええ所ぞ。日野川が流れとってのう。川上から砂鉄が出る。大倉山、船通山、鬼林山などという高い山がぐるりにある。船通山の頂上には根まわり五間もある大けな栂(つが)の木が立っとってのう、二千年からの古い木じゃ。冬は雪が深い。家の軒端まで積もる」
「その話を聞くごとに、私は日野川の流れや、大倉山の山容や、船通山の巨大な栂の木の格好を目の前に勝手に描いたものだった。その想像の楽しみから、同じ話を何度も聞かされても、飽きはしなかった」
と清張は故郷の話を何度も聞かされたという。

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この日最後の取材は奥日野源流太鼓代表の大柄重人さん
大柄さんは150年続く大柄太鼓店四代目。
日南町三栄にある和太鼓作業場でお話を聞くことに

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日南町文化センターで行われた奥日野源流太鼓の練習風景
子供から大人まで真剣な表情

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一日目の取材が終わりホテルにチェックインするミカンと塩見先生
おつかれさまでした

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Author: さんいんキラリ
山陰から発信する季刊誌
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うらばなしを綴っています。

この日記の主な管理と、
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